
リップルとは
リップルは、暗号資産の中でも知名度の高い代表的な銘柄のひとつです。
一般的には「リップル」と呼ばれることが多いですが、暗号資産としての正式な名称はXRPです。国内の取引所でも「リップル(XRP)」や「エックスアールピー(XRP)」のように表示されることがあります。
リップルは、ビットコインやイーサリアムとは少し役割が違います。
ビットコインは価値の保存手段として見られることが多く、イーサリアムはアプリやサービスを動かすための基盤として使われています。一方で、リップルは送金、特に国際送金の分野で注目されてきた暗号資産です。
XRP Ledger公式サイトでは、XRP Ledgerは企業や開発者の世界的なコミュニティによって動く分散型の公開ブロックチェーンと説明されています。
リップルが生まれた背景
リップルが注目される背景には、国際送金の課題があります。
従来の国際送金は、銀行をいくつも経由することがあり、時間や手数料がかかる場合があります。送金する国や銀行によっては、着金までに数日かかることもあります。
リップルは、こうした送金の時間やコストを改善する目的で注目されてきました。
XRP Ledgerは2012年6月に開始され、その後、Chris Larsenらが加わり、現在のRippleにつながる会社が作られました。XRPLの創設者は、XRP Ledgerのネイティブ通貨であるXRPのうち800億XRPを会社側に渡したと公式サイトで説明されています。
リップルの歴史
リップルの歴史は、2012年に始まります。
XRP Ledgerは2012年6月に開始され、ビットコインとは違う仕組みを持つ暗号資産として登場しました。ビットコインがマイニングによって新しいコインを発行する仕組みなのに対して、XRPは最初から発行された数量をもとに流通する仕組みです。
その後、リップルは国際送金に関わる暗号資産として注目されるようになりました。銀行や金融機関向けの送金技術と関係して語られることが多く、暗号資産市場の中でも独自の立ち位置を持っています。
また、リップルは米国証券取引委員会との訴訟でも大きく注目されました。2025年にはSECとRippleの訴訟が終了し、Rippleは1億2500万ドルの罰金を支払うことになったとReutersが報じています。判決では、機関投資家向け販売については証券法違反とされましたが、公開取引所でのXRP販売については同じ扱いではないとされています。
このように、リップルは技術面だけでなく、規制や法律面でも注目されてきた銘柄です。
リップルの特徴
国際送金で注目されている
リップルの大きな特徴は、国際送金との関係が深いことです。
従来の国際送金では、銀行間の確認や中継が必要になり、時間やコストがかかることがあります。リップルは、こうした送金の課題を改善する仕組みとして注目されてきました。
GMOコインの解説では、XRPは1秒間に1500件の取引が可能で、送金コストも低い特徴があると説明されています。
ただし、送金分野で注目されているからといって、価格が必ず上がるわけではありません。実際の価格は、暗号資産市場全体の流れ、規制、投資家心理、XRPの需要などによって変動します。
処理速度が速い
リップルは、取引処理の速さでも知られています。
ビットコインは取引の承認に時間がかかることがありますが、XRP Ledgerは短時間で取引を処理することを目的とした仕組みです。
送金や決済に使う場合、処理速度は重要な要素です。短時間で取引が完了しやすいことは、リップルが国際送金分野で注目される理由のひとつです。
送金コストが低い
リップルは、送金コストの低さも特徴として語られます。
国際送金では、銀行手数料や中継銀行のコストが発生することがあります。リップルは、こうしたコストを抑える仕組みとして注目されてきました。
ただし、実際に暗号資産取引所で取引する場合は、取引所ごとの手数料やスプレッドも確認する必要があります。リップルそのものの送金コストが低くても、売買時のコストは取引所によって違います。
マイニングがない
リップルは、ビットコインのようなマイニングを行いません。
ビットコインでは、マイニングによって新しいビットコインが発行され、取引の承認も行われます。一方で、XRPは最初から発行量が決まっており、マイニングによって新しく増える仕組みではありません。
そのため、ビットコインとは発行の考え方が大きく違います。
この点は、リップルを理解するうえで重要です。リップルはビットコインのような「採掘型」の暗号資産ではなく、送金や決済を意識した仕組みとして見られています。
ビットコインやイーサリアムとは役割が違う
リップルは、ビットコインやイーサリアムとは役割が違います。
ビットコインは、発行上限や中央管理者がいない仕組みから、価値の保存手段として見られることが多い銘柄です。
イーサリアムは、スマートコントラクトや分散型アプリを動かすための基盤として使われています。
一方で、リップルは送金や決済の分野で注目されている銘柄です。
どれが優れているというより、それぞれの役割が違います。暗号資産市場を見るときは、ビットコイン、イーサリアム、リップルを同じ目線で比べるだけでなく、それぞれ何に使われる銘柄なのかを理解しておくことが大切です。
リップルが注目される理由
リップルが注目される理由は、国際送金という実用的な分野と関係しているからです。
暗号資産の中には、投資対象としての注目が中心の銘柄もあります。一方で、リップルは送金や決済の効率化という目的と結びついて語られることが多い銘柄です。
また、処理速度や送金コストの低さも注目される理由です。XRP Ledgerは長く稼働しており、開発者や企業の利用も意識されたブロックチェーンです。
ただし、実用性があるからといって、価格が安定するわけではありません。暗号資産市場では、期待が先行して価格が大きく動くこともあります。
リップルを見るときは、実用性、規制、取引量、市場全体の流れをあわせて確認することが大切です。
リップルのリスク
リップルには、いくつかのリスクがあります。
まず、価格変動の大きさです。リップルは代表的な暗号資産のひとつですが、短期間で大きく上がることもあれば、大きく下がることもあります。
次に、規制のリスクです。リップルは過去に米国でSECとの訴訟がありました。訴訟は終了したと報じられていますが、暗号資産に関する規制は今後も変わる可能性があります。
また、リップルは送金分野で注目されている一方で、実際にどの程度使われるかは今後も確認が必要です。技術的な期待だけで判断するのではなく、利用状況や市場の評価も見る必要があります。
さらに、取引所の管理やセキュリティにも注意が必要です。国内で取引する場合は、金融庁に登録された暗号資産交換業者を使うことが基本になります。
リップルは短期売買と長期保有のどちらに向いているか
リップルは、短期売買にも長期保有にも使われています。
短期売買では、価格の値動きを利用して利益を狙います。リップルはニュースや規制、暗号資産市場全体の流れによって大きく動くことがあります。
ただし、短期売買では損切りや資金管理が重要です。値動きが大きいため、ルールなしで売買すると損失が大きくなりやすいです。
長期保有では、リップルの送金分野での将来性に期待して保有する考え方があります。
ただし、長期保有でも価格が下がるリスクはあります。将来性だけで判断せず、どのくらいの金額までなら下落に耐えられるかを決めておくことが大切です。
リップルを見るときに意識したいポイント
リップルを見るときは、価格だけでなく、ニュースや規制の動きも確認した方がよいです。
特に、米国の規制、Ripple社に関するニュース、金融機関との連携、XRP Ledgerの利用状況は意識しておきたいポイントです。
また、ビットコインの値動きも重要です。暗号資産市場では、ビットコインが大きく下がると、リップルも一緒に売られやすい場面があります。
さらに、米国株、金利、ドルの動きも確認しておくと、相場全体の流れを見やすくなります。
リップル単体だけを見るのではなく、暗号資産市場全体の中でどのように動いているかを見ることが大切です。
リップルは少額から取引できる
リップルは、国内の暗号資産取引所で少額から取引できる場合があります。
最初から大きな金額を入れるのではなく、少額で試しながら値動きや取引画面に慣れていく方が現実的です。
特に初心者は、販売所と取引所の違いを理解しておくことが大切です。
販売所は操作がわかりやすい一方で、実質的なコストになるスプレッドが広くなる場合があります。取引所は自分で価格を指定して注文できる場合がありますが、最初は少し難しく感じるかもしれません。
どちらを使う場合でも、手数料やスプレッドを確認してから取引することが大切です。
まとめ
リップルは、暗号資産市場の中でも知名度の高い代表的な銘柄です。
一般的には「リップル」と呼ばれますが、暗号資産としての正式な名称はXRPです。XRP Ledgerは2012年に開始され、送金や決済の分野で注目されてきました。
リップルの特徴は、国際送金で注目されていること、処理速度が速いこと、送金コストが低いこと、ビットコインのようなマイニングがないことです。
一方で、価格変動、規制、実際の利用状況、取引所の管理などには注意が必要です。
リップルを取引するなら、まずは仕組みを理解し、少額から始めるのが現実的です。暗号資産市場を見るうえでも、リップルはビットコイン、イーサリアムとあわせて知っておきたい基本の銘柄です。
リップルを取引できる国内取引所
リップルは、多くの国内暗号資産取引所で取り扱われています。
ただし、取引所によって使いやすさ、手数料、スプレッド、取引画面、アプリの見やすさなどに違いがあります。
リップルを取引する場合は、自分がどのように使いたいかを考えて取引所を選ぶことが大切です。
ここでは、リップルを取引できる代表的な国内取引所を3つ紹介します。
GMOコイン
GMOコインは、リップルを含む暗号資産を取引できる国内取引所です。
GMOコインでは、XRPのリアルタイムチャートや関連情報が用意されており、XRPを少額から購入できると案内されています。チャートを確認しながら取引したい人は、比較候補に入れておきたい取引所です。
▼GMOコインの詳細はこちら
bitbank
bitbankは、取引所形式でリップルを売買したい人に向いている国内取引所です。
公式サイトでも、ビットコイン、XRP、イーサリアムなどを売買できる取引所として案内されています。自分で価格を見ながら注文したい人や、板を見ながら売買したい人は、bitbankを比較候補に入れておくとよいでしょう。
▼bitbankの詳細はこちら
Coincheck
Coincheckは、スマホアプリで暗号資産を確認しやすい国内取引所です。
Coincheckでは、リップル(XRP)/円のリアルタイムチャートページが用意されています。画面の見やすさやスマホでの管理を重視する人は、Coincheckを比較候補に入れておくとよいでしょう。
▼Coincheckの詳細はこちら
自分に合う取引所を選ぶ
リップルを取引する取引所は、何を重視するかで変わります。
取引機能とのバランスを見たいならGMOコイン、取引所形式で売買したいならbitbank、スマホで見やすく管理したいならCoincheckが比較候補になります。
どれか1社だけが正解というわけではありません。
リップルを買う前に、それぞれの特徴を確認して、自分に合う取引所を選ぶことが大切です。