相場教科書

TFのBTC保有量が示すものとは?仮想通貨相場の“蓄積と売却”を見抜くポイント


✅ ETFはビットコインを“実際に保有している”

まず前提として、現物型ビットコインETFとは、「ETF運用会社が実際にビットコインを購入・保有する仕組みの商品」です。

例えば:

  • **ブラックロック(IBIT)Fidelity(FBTC)**などのETFは、
     → 投資家がETFを購入する
     → 運営会社がその分のビットコインを市場で買って、保管する

つまり、ETFがどれだけビットコインを保有しているかを見ることで、
市場にどれだけの買いが実際に入ったのか?
投資家は今、積極的に蓄積しているのか?」が把握できます。


✅ SoSoValueで確認できる「ETFごとのBTC保有量」

ETFごとの保有BTC量は、**SoSoValue(https://www.sosovalue.xyz/)**というデータサイトで無料確認できます。

【確認ポイント】

  • ETF名ごとに、保有しているBTCの数量が表示されている
  • 日々の保有量の推移をグラフで視覚的にチェックできる
  • 増加:新たに買いが入った(=蓄積)
  • 減少:売却された、あるいは解約された(=放出)

✅ 保有量の増減が示す市場の動きとは?

📈 保有量が増えているとき(蓄積局面)

  • 投資家がETFを買っている
  • 運営側がビットコインを新たに取得している
  • ビットコインが「安全資産」として受け入れられている状態
  • 相場は「強気の蓄積フェーズ」に入っている可能性がある

📉 保有量が減っているとき(放出局面)

  • 投資家がETFを売却 → 運営がBTCを市場で売る
  • 一部の機関投資家が利確やポジション調整を行っている
  • 売り圧力がかかっている可能性」があるため注意

✅ 保有量“だけ”で判断しない。流入額とセットで見る

ここが非常に重要なポイントです。

  • 保有量が減っているからといって、即「弱気」と判断するのは危険です
  • ETFの資金流入額(=投資家の買い)と合わせて見る必要があります

例1:保有量が減っていても…

→ 他ETFにその分流入しているなら「単なる乗り換え」の可能性

例2:保有量が増えていても…

→ 実際には価格が下がっていて、**“安値買いの蓄積”**を示しているかもしれない

このように、「保有量の変化」と「流入出の動き」をセットで分析することで初めて“背景”が見えてくるのです。


✅ 実際にトレードでどう使うのか?

以下のように活用できます👇

✔ ロング狙いのとき

  • 保有量が安定 or 増加傾向
  • 流入額も好調(とくにブラックロックIBITなど)
    上昇トレンド継続 or 押し目買いのチャンス

✔ 警戒が必要なとき

  • GBTCや一部ETFで保有量が急減
  • 全体の流入が止まっている
    短期的に売り圧が増すリスクあり。反発狙いは慎重に。

✅ 毎朝チェックすべき観点(まとめ)

チェック項目内容
各ETFの保有量前日比で増えているか? 減っているか?
全体の純流入額プラスなら地合い良好、マイナスなら警戒
特定ETFの傾向IBIT(蓄積型)とGBTC(売却圧)を特に比較する
BTC価格との乖離価格が下がっていても保有量増なら、逆張り買い視点も

✅ まとめ

ETFのBTC保有量は、“実需としての買いが入っているのかどうか”を映し出す、信頼性の高い指標です。
短期トレーダーにとっても、中期的なトレンド判断においても、
**「実際にBTCがどれだけ積み上げられているか」**を確認することは非常に有効です。

とくに「ブラックロック」「Fidelity」など主要ETFの保有量を毎日確認することで、
相場の流れに飲まれず、先読みのヒントを得られるようになります。

SoSoValueを活用して、地合い判断をルーティンに取り入れていきましょう!

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