✅ISM指数とは?

ISM指数とは、アメリカの【供給管理協会(ISM=Institute for Supply Management)】が毎月発表している景気の先行指標です。
アメリカ経済の健康状態を「製造業」と「非製造業(サービス業)」に分けてアンケート調査し、その結果を数値化したものです。
📌 基準値は「50」
→ 50より上:景気拡大、50より下:景気後退とされる
✅ISM製造業指数とは?
ISM製造業指数(製造業PMI)は、アメリカ国内の製造業300社以上に行われたアンケート結果を元に作られています。
📋 アンケート項目
- 新規受注(注文がどれくらい来てる?)
- 生産(工場はちゃんと稼働してる?)
- 雇用(人は足りてる?雇ってる?)
- 納期(物が届くの遅れてない?)
- 在庫(モノが余ってない?)
これらを総合的に指数化したもので、50を上回ると景気拡大、下回ると景気縮小と判断されます。
💡 BTCトレードとの関係
- ISM製造業指数が予想より強い(上ブレ)と…
→ 景気拡大期待 → 金利上昇 → ドル高 → BTCにはマイナス材料 - ISM製造業指数が予想より弱い(下ブレ)と…
→ 景気後退懸念 → 金利低下 → リスクオン → BTCにはプラス材料
✅ISM非製造業指数とは?
ISM非製造業指数は、病院・小売・金融・ホテルなどのサービス業を中心に構成される指標です。
こちらも「新規受注」や「雇用」「価格」などのアンケートを元に、指数化されます。
構成内容は製造業PMIに似ていますが、米国はサービス経済が中心なため、非製造業の指数も非常に注目されます。
💡 BTCトレードとの関係
- サービス業の景況感が低下=景気鈍化懸念
- ただし→「利下げが近いかも」という思惑が出ると、BTCは買われやすくなる傾向
✅ISM指数の発表タイミングと注意点
- 発表日:毎月第1〜第3営業日あたり
- 製造業PMI → 月初(例:1〜3営業日目)
- 非製造業PMI → 製造業の数日後
- 時間:日本時間23:00(冬時間は24:00)
▶ 速報性が高く、相場の初動に影響が出やすい
▶ 予想との乖離があれば、ドル円やBTCに強く反応することも。
✅トレードでの活かし方まとめ
状況 | 金利 | BTCへの影響 |
---|---|---|
ISM強い | 上昇(利上げ懸念) | 下落しやすい |
ISM弱い | 低下(利下げ期待) | 上昇しやすい |
ただし、ISMだけで判断せず、CPIや雇用統計などと組み合わせて総合的に分析するのが鉄則!
✅ポンコツ的まとめ
「なんか今日ビットコインめっちゃ下がったな…」って日、ISM指数発表があったりする。
景気が良すぎても、FRBが締めに動くとBTCにとっては逆風。
"悪いニュースが良いニュース"になる瞬間があるのが仮想通貨相場の面白さですね。