仮想通貨トレーダーにとっても超重要イベント「FOMC」
金利がどうなるかだけでなく、「どんな姿勢で動くか」まで読み解くことが、値動きを掴むカギになります。
この記事では、FOMCの基本から、BTC相場との関係まで初心者向けにわかりやすく解説します!
✅FOMCとは?

- 正式名称:Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)
- アメリカの中央銀行「FRB」が主催する金融政策の決定会合
- 政策金利や景気見通しなどを決める場で、年8回開催
- 会合にはFRB理事や地区連銀総裁など、12名の投票メンバーが参加
✅FOMCで発表されるもの
- 政策金利(フェデラルファンド金利)
- 声明文(今後の景気判断や金利姿勢)
- ドットチャート(金利の見通し)※年4回
- 経済見通し(インフレ率・失業率・GDPなど)
- パウエルFRB議長の記者会見(ここが一番相場を動かす!)
✅いつ発表されるの?
- 年8回(約6週間ごと)のペースで開催
- 日本時間でいうと、木曜の早朝3:00(夏時間)/4:00(冬時間)
- 発表の流れ:
- 政策金利と声明文発表
- ドットチャート(該当回)と経済見通し
- パウエル議長の会見(※内容で大きく動く)
✅FOMCが仮想通貨に与える影響
金利判断 | 仮想通貨への反応 | 備考 |
---|---|---|
利上げ | 下落しやすい | リスクオフ。過度な引き締めに警戒感 |
据え置き | 横ばい or 小動き | 予想通りなら影響薄、声明次第で動く |
利下げ | 上昇しやすい | リスクオンムードが戻ることも |
✅実は「数字」より「言葉」が大事!
- 例えば利上げしても、「今後は様子を見る」とハト派発言すれば上がることも
- 逆に据え置きでも、「インフレ懸念は根強い」などのタカ派発言なら下がる
- 市場は「今後どうするつもりか」に超敏感
✅事前準備も超重要!
- CME FedWatch Toolで、利上げの市場織り込み度を確認
- 直前のCPI/PPI/雇用統計も材料に使われるので要チェック
- ポジション調整もあり:発表前後はフェイクや乱高下が頻出!
✅まとめ
FOMCは「今の金利」よりも「これからどうなるか?」の方向感が見られるイベント。
仮想通貨も株と同様、金利と景気に敏感な“リスク資産”なので、トレードするなら必ず注目!
📍慣れてないうちは、相場の反応を“観察するだけ”でも充分勉強になります。