【1. 米国市場】

・Fear & Greed Index:70




・NASDAQ:+0.72%
・S&P500:+0.10%
・VIX:+2.25%
・米国10年債利回り:1.59%
→株はヨコだが、米10年債利回りが一気に4.54%まで上昇してるってことは、マーケットが“インフレ長引く”サインか?
(BTC価格も下がって行く要因だったか。)
【2. 仮想通貨市場(CoinGlass)】
・未決済建玉

【全体】(4時間)-0.46% (24時間)-2.44%
【CME】(4時間)+0.27% (24時間)+0.25%
→BinanceのOI抜けが気になるところ。(夜一時的に下げた要因か。)
・ロング/ショート比率(全体目線)

ロング:55% ショート:45%
・Binance (クジラ)トップトレーダー比率


【口座】ロング:48% ショート:52%
【ポジション】ロング: 62% ショート38%
・Coinbase Premium

コインベースプレミアムは上昇傾向を維持。
→ 米国投資家によるビットコイン買いは依然強気と見られる。
・ヒートマップ

105,000ドル〜106,000ドルまで清算板発生で上値は重たいとみられる。
【3. ETF市場(SoSoValue)】
・ETF純流入

日時総純流入額:-$96.14M
・GBTC流出(売り圧確認)

売り圧は確認されず。
・ETFごとのBTC保有量・流入出量

【ブラックロック】$0.00
【FBTC】-$91.39M 流出
FBTCで流出は見られたがそれほど大きい量ではないか。
【4. テクニカル分析(BTC/4時間足)】

・価格:103,500ドル付近を推移(昨日はそれほど価格変動ない)
・出来高:夜に買いの出来高が上がってきたが、価格上がりきらず。
・RSI:中立で推移している
・200SMA / 50EMA:50EMAで一度反発されたあとがある。(下髭つけた陽線)
50EMAの突き抜けたあと、200SMAまで調整あるかも?
▼総括
5月15日のBTC相場は、一見ヨコヨコながら内側で温度差が出始めている印象。
米10年債利回りが4.54%まで急上昇した一方で、NASDAQやS&P500はほぼ横ばい。これは「インフレ懸念はあるが、まだリスクオフまでは行っていない」微妙なセンチメント。
仮想通貨市場ではCoinbase Premiumが強気を維持している一方で、Binanceトップトレーダー比率や建玉(OI)にやや鈍化が見られる点は注視が必要。米勢が買い、アジア勢が売ってる構図も。
テクニカル的には、チャネル上限に接近後の反落、かつ50EMAでの一時的な反発が確認できるが、上昇出来高に対して価格の伸びが鈍いため、買いに勢いが乗り切っていないのが現状。RSIも中立に戻ってきており、ここから上に抜けるには新たなファンダ材料が必要そう。
上値では105,000〜106,000ドルに清算板が確認されており、一度押してからの再上昇 or 下チャネルへ戻るリスクにも備えておきたいタイミング。
👀補足
🔸 ETFの流出=すぐ売り圧じゃない
ETFの流出額がマイナスでも、それは必ずしも市場でBTCが売られたという意味じゃない。
🔸 Coinbase Premium vs Binanceトップトレーダー
米国投資家(Coinbase)は依然買い姿勢を見せているのに対して、Binanceではクジラのロング比率が低下。この「地域ごとの強弱のズレ」から、相場の重たさが読み取れる。
🔸 RSIと出来高が噛み合わない
買いの出来高が一時的に上昇していたのに、価格が伸びきらなかった。RSIも中立ゾーンで方向感に欠ける。これは「まだ大きく動く前兆」とも見ておきたい。