仮想通貨の現物投資を始めるとき、どの取引所を選ぶかは最初の大きな分かれ道です。
国内にはいくつか主要な取引所がありますが、その中でも人気が高いのが GMOコイン。
「手数料が安い」「安心して使える」と評判の一方で、デメリットも存在します。
この記事では、GMOコインのメリットとデメリットを整理し、どんな人におすすめできるかをわかりやすく解説していきます。
✅1. GMOコインのメリット
🔸手数料が安い
GMOコインの最大の強みは、入出金や仮想通貨送金の手数料が無料なことです。
他社では出金1回につき数百円かかることもありますが、GMOコインならゼロ。長期投資や積立投資を続けるうえで、このコスト差は将来的に大きな資産差になります。
🔸積立投資が簡単
「つみたて暗号資産」というサービスを利用すれば、毎月一定額を自動で購入できます。ドルコスト平均法を自然に実践でき、初心者でも気軽に仮想通貨を積み立て可能です。
🔸セキュリティが安心
- コールドウォレットで資産を安全に保管
- 二段階認証・不正ログイン検知システム
- 金融庁登録済みの正規取引所
ハッキングや不正利用のリスクを最小限に抑える仕組みが整っています。
※コールドウォレットとは?
→仮想通貨の保管方法のひとつで、インターネットから完全に切り離された状態のウォレットのこと。
オンラインに繋がっていないためハッキングのリスクが極めて低く、取引所のセキュリティ対策として重要な仕組みです。
🔸上場企業グループの信頼性
運営元は東証プライム上場企業のGMOインターネットグループ。金融事業にも強いグループ会社で、信頼性は国内取引所でもトップクラスです。
🔸取扱銘柄も国内水準で十分
ビットコイン、イーサリアム、リップルなど主要通貨を中心にアルトコインも対応。
長期投資に必要な銘柄はしっかり揃っています。
✅2. GMOコインのデメリット
🔹海外取引所に比べて銘柄が少ない
Binanceなど海外取引所に比べると、GMOコインで買える通貨は限られています。マイナー通貨や最新トークンを触りたい人には物足りないでしょう。
🔹販売所はスプレッドが広い
初心者向けの「販売所」で買うと、スプレッド(買値と売値の差)が大きいため割高になることがあります。基本は「取引所」で売買するのがおすすめです。
🔹短期トレードには不向きな場面も
板取引の流動性はビットバンクなどに比べてやや薄いと感じるケースもあります。頻繁に売買するデイトレーダーより、コツコツ積立を続けたい長期投資家向けです。
✅3. 他社との比較(ビットバンク・コインチェック・ビットフライヤー)
ビットバンク
板取引の流動性が高く短期売買に向く。ただし日本円出金手数料(550〜770円)がかかるため、長期積立には不利。
コインチェック
アプリのデザインが直感的で初心者に人気。ただし現物購入は販売所中心のため、スプレッドが広く割高になりやすい。
ビットフライヤー
国内利用者数が多く、取引量も安定している。ビットコインの取引量では国内トップクラス。ただし販売所での購入はスプレッドが広く、出金手数料もかかるため注意が必要。
GMOコイン
出金・送金手数料が無料。積立に強く、信頼性も高い。長期保有には最適。
👉 結論として
長期積立・出金送金コスト重視なら:圧倒的にGMOコイン「長期積立ならGMOコイン」が最も適した選択肢になります。
短期トレード重視なら:板の厚いビットバンクやビットフライヤー
初心者が最初に触れるなら:直感的アプリのコインチェック
✅4. まとめ
GMOコインは、国内の仮想通貨取引所の中でも 「低コスト」「安心感」「使いやすさ」 の三拍子が揃った取引所です。
特に 出金・送金手数料が無料 という強みは、長期投資を前提とした現物取引において大きな優位性があります。
初心者が現物投資を始めるなら、まずは ビットコインとイーサリアムの2銘柄で十分 です。
どちらも時価総額が大きく、仮想通貨市場の中心となる存在なので、長期で積立するには最適です。
その意味でも、手数料無料で積立がしやすいGMOコインは初心者にもっともおすすめできる取引所です