
✅移動平均線とは?
移動平均線(Moving Average)は、過去の価格を平均して滑らかにした線で、相場の「流れ」や「傾向」をつかむためのテクニカル指標です。
複雑に動くローソク足を“ならして”表示することで、トレンドを視覚的に把握しやすくしてくれます。
よく使われるのは以下の2つ:
- SMA(単純移動平均線):すべての過去データを均等に平均
- EMA(指数平滑移動平均線):直近のデータに比重を置いて計算
✅SMAとEMAの違い
比較項目 | SMA(単純) | EMA(指数平滑) |
---|---|---|
特徴 | 全期間を均等に平均 | 直近の価格にウェイトを置く |
反応速度 | ゆっくり | 速い |
向いてる場面 | トレンドの全体感 | 短期売買の判断 |
SMAはなだらかで安定感があり、相場の“地盤”を感じるのに向いています。
一方、EMAは価格の変化に敏感で、短期トレードに活かされることが多いです。
✅SMAとEMAの使い分け例
移動平均線は、複数の期間を組み合わせて使うのが基本です。
- SMA200:長期の相場の流れ(地盤)
- EMA50:中期の勢いや押し目確認
ちなみに僕は、主に4時間足を見ているので、短期の20EMAなどはあえて使ってません。
というのも、短期MAは「反発だ!」と見た瞬間に飛び乗ってしまうクセがあるからです(笑)
ポンコツ気質を考慮して、シンプルに200SMA+50EMAだけに絞ってトレードしています。
初心者やポンコツ仲間には、まず長期・中期のMAで相場の流れをしっかり掴むところからスタートするのがおすすめです!
みなさんご存知かもしれませんが、移動平均線を使った有名なシグナルに「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」というものがあります。
- ゴールデンクロス:短期のMA(例:50EMA)が長期のMA(例:200SMA)を下から上に抜ける → 上昇トレンド入りのサイン
- デッドクロス:短期のMAが長期のMAを上から下に抜ける → 下落トレンド入りのサイン
僕自身はクロスだけでエントリー判断はしませんが、「大きな流れが切り替わったかどうか」を判断する参考としてはとても有効です。
もしくは、エントリー検討するときもクロスしそうだな、、という感じで見るときもあります。
✅まとめ|移動平均線は“流れを見る地図”

ローソク足だけを見ていると、どうしても目先の動きに振り回されがち。
そんなときこそ移動平均線を活用して、「今どっちの流れにあるのか」をしっかり確認。
RSIや水平線、出来高と組み合わせれば精度もアップ。
まずはシンプルな形から始めて、自分なりの使いやすいMAを見つけていきましょう!