
「ビットコイン買ったぞ!」「イーサ買ってみた!」
仮想通貨に興味を持った初心者の多くは、まず“現物購入”からスタートします。
しかしここでよくあるのが、「買ったはいいけど、このあとどうすればいいの?」という“放置モード”。
結論から言うと、現物は“買って終わり”ではなく、買ってからの管理・分析・判断こそが重要です。
今回は、現物購入後にやるべきこと、避けたい落とし穴、そしてトレーダーとして次の一歩を踏み出すための考え方をまとめていきます。
✅ なぜ「買って終わり」は危険なのか?
「ガチホが正義」「ビットコインは10年後に跳ねる」と言われることもありますが、“買って放置”は場合によってはリスクにもなり得ます。
例えば…
- エントリー後に大きく下落しても、何もせず塩漬け
- 利確タイミングを逃し、含み益が消える
- 相場の急変に気づかず、精神的に消耗する
現物とはいえ、資金を投入した時点で「ポジションを持っている」ことに変わりありません。
そのポジションに対して、戦略を立て、状況を把握する姿勢が必要です。
✅ 買ったあとにやるべき3つの行動
① ポートフォリオの管理
現物投資でもっとも見落とされがちなのが「全体の資金配分」。
- BTC:80%、アルト:20%など比率は適正か?
- “買い増し”余力は残っているか?
- 他資産(円・ドル・株)とのバランスは?
ポートフォリオの偏りがリスクに直結することもあるため、買ったあとこそ冷静に配分を見直す必要があります。
② 定期的なチャート分析
買ったあとにチャートを全く見ない人も多いですが、“売り時”や“追加タイミング”を探るうえでテクニカル分析は非常に有効です。
- RSIが70を超えていたら一部利確を検討
- 200SMAを大きく割ったら損切り判断
- ダイバージェンスが出ていたら要警戒
TradingViewなどを活用して、最低でも週1でチェックする習慣をつけましょう。
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③ 利確・損切りのラインを決めておく
「長期保有だから利確も損切りも関係ない」という考えは、初心者ほど危険です。
- 20%上がったら半分利確
- 15%下がったら一旦撤退
- サポート割れで損切り
こうした“マイルール”を持っておくと、感情に振り回されずに判断ができます。
現物だからこそ、ルールが大事。
✅ 保有中に見るべき情報・指標
「見てもよくわからん」と思っていた指標も、買ってからの“判断材料”として超重要です。
▶ CoinGlass
ロングショート比率や未決済建玉(OI)を見て、他の投資家の動向を把握。
▶ SoSoValue
ETFの資金流入やGBTCの動きから、機関投資家のマネーの流れを確認。
▶ TradingView
自分の買いポイントにアラート設定をして、感情ではなく反応で動ける環境をつくる。
✅ まとめ:現物こそ戦略的に保有しよう
現物は“簡単そうで実は奥が深い”投資スタイルです。
「買っただけで安心」ではなく、
「買ったあとどう動くか」を考えることが、
中長期でも負けにくい投資家になるための第一歩。
一緒に“戦略的な現物ホルダー”を目指していきましょう!