
仮想通貨FXを始めると、よく耳にするのが「ロング」と「ショート」。
この2つは取引の方向性を示す言葉で、それぞれ次のような意味があります。
- ロング(買い):価格が上がると予想したときの「買いポジション」
→ 安く買って高く売ることで利益を狙います。 - ショート(売り):価格が下がると予想したときの「売りポジション」
→ 高く売って安く買い戻すことで利益を狙います。
現物取引との大きな違いは「下がる相場でも利益を狙える」点。
つまり、仮想通貨FXでは上昇トレンドだけでなく下落トレンドにもチャンスがあるというわけです。
✅どういうときにロング?ショート?
「上がりそうだからロング」「下がりそうだからショート」
…これはもちろん間違っていませんが、相場はそんなに単純ではありません。
たとえば、
- サポートラインで反発しそうなとき
→ ロングのチャンス - レジスタンスラインで抑えられて下落しそうなとき
→ ショートのチャンス - トレンド転換点
→ ダマシを警戒すべきタイミング
また、ニュースや経済指標の発表(CPI、FOMCなど)をきっかけに急変動する場面もあります。
そうした場面では、**「ファンダメンタル+テクニカル」**の両方を意識して判断するのがコツです。
✅ロング・ショートでよくある失敗
誰もが一度は通る失敗のパターン。
特に多いのが、方向性を間違えて逆行するパターンです。
- 「押し目だと思ってロング→そのまま下落して損切り」
- 「上がりすぎてると思ってショート→さらに吹き上げて踏み上げられる」
- 「含み損に耐えてたらロスカット」
これらは「感覚だけで入ってしまった」「根拠が弱かった」ことが原因です。
また、「損切りできずにずるずる引っ張る」ことも大損に繋がりやすいので注意が必要です。
✅ロング・ショート使い分けのコツ
では、どのようにロング・ショートを使い分けていくべきか?
以下のポイントがヒントになります。
- 移動平均線(200SMAや50EMA)との位置関係
→ 上ならロング目線、下ならショート目線 - RSIでの過熱感チェック
→ RSI70超でショート検討、30以下でロング検討など - 出来高とトレンドの強さ
→ 出来高が伴っていない動きはフェイクの可能性あり - ニュースや指標発表前後は無理にエントリーしない
そして一番大事なのが、「自分のエントリー根拠を説明できるか」。
エントリー前に「なぜここでロング?」「損切りはどこ?」「利確ポイントは?」と自問するクセをつけると、精度がグッと上がります。
✅まとめ:まずは「方向感+根拠」を意識することから
ロングとショートは、仮想通貨FXにおける「武器」です。
ただし、使い方を間違えると自分を傷つける“刃”にもなり得ます。
- なんとなくではなく、根拠あるエントリー
- 勝ちたいなら、損切りルールは必須
- 「上がってるからロング」「下がってるからショート」ではなく、“なぜ”その方向なのかを考えること
この感覚を少しずつ身につけていけば、「負け癖」からも脱出できます。
焦らず、自分のスタイルを確立していきましょう!