相場教科書

【出来高とは?】“スカスカ上昇・下降”を見抜くための相場の本気度チェック!


✅出来高とは?

出来高とは、一定期間にどれだけ売買されたかを示す「取引量」のこと。
価格が動いたとしても、それに“どれだけの取引が伴っていたか”を測ることができます。

つまり出来高は、相場の「本気度」「勢い」「信頼性」を読み取るためのヒント。

ローソク足が良い形をしていても、出来高が伴っていなければ「その動きはフェイクかもしれない」と疑うクセがつきます。


✅出来高の「増加」と「スカスカ」の違い

では、どこからが“出来高増加”で、どこからが“スカスカ”なのか?

僕の中での目安は以下の通り(4時間足ベース)👇

  • 過去3〜5本のローソク足と比べて、出来高が1.5〜2倍以上ある → 「本気の出来高」
  • 逆に、値動きは大きいのに出来高が平均以下 → 「スカスカ上昇 or スカスカ下降」

TradingViewなどで「出来高MA(出来高の平均線)」を表示すれば、
それより上か下かで判断しやすくなります。


✅「スカスカ上昇/下降」とは何か?

スカスカ上昇とは、価格は上がってるけど出来高が少ない状態のこと。
これは例えば、ロスカットの巻き込み・板が薄いだけ・一部の買戻しなど、
“本気で買われていない”ときに起きやすい。

そして逆に、スカスカ下降も同じです。

価格は下がってるけど、出来高が全く伴っていない。
つまり「売り圧が強いように見えて、実は誰も売ってない=ポジション投げただけ」みたいな動き。

どちらも共通して言えるのは、本気の売買が入っていない=だましの可能性があるということ。


✅実践チェックポイント|こんなとき出来高を見ろ!

1️⃣ 安値圏の反発 → 出来高が伴っていなければ乗らない

2️⃣ レンジのブレイク → 出来高が爆発しているか?

3️⃣ 上昇 or 下落中 → 出来高がじわじわ増えているか? or 一発だけで終わってないか?

4️⃣ ヒゲで大きく動いたとき → 出来高が爆発してるか?(清算巻き込みかも)

特に仮想通貨では、清算・板操作などで出来高のない上下動が多発するので、
「値動き」より「中身(出来高)」を重視するのがリスク回避の鍵。


✅僕の出来高の使い方(4時間足)

  • ローソク足が良くても、出来高が平均以下なら疑う
  • 一発の急騰 or 急落でも、出来高がスカスカなら追わない
  • 出来高がじわじわ上がってる上昇 or 下降は“本物”の可能性あり

特に、スカスカ下降は焦って売ってしまいがちだけど、
僕はそういう場面を“あえて見逃す or 逆に拾う”判断に使ってます。


✅まとめ|出来高は“ノイズ除去フィルター”

ローソク足だけでは“本物の動き”かどうかはわからない。
出来高を見れば「その動きにどれだけの本気がこもっていたか」が見えてくる。

僕のようなポンコツでも、「これは怪しい」「これは勢いあるかも」と判断できるようになったのは、
出来高を基準にするようになったからです。

値動きだけに飛び乗るより、「中身を見てから判断する」。
出来高はそのための“裏側を見るメガネ”やで!


-相場教科書

© 2025 朝4時のポンコツトレーダー@無能サラリーマン裏稼業 Powered by AFFINGER5