✅ PPI(生産者物価指数)とは?

PPIとは「Producer Price Index(生産者物価指数)」の略で、企業が商品やサービスを販売する際の価格変動を示す指標です。
つまり、モノを“売る側”がどれくらい値上げしているかを見るもので、卸売段階のインフレ動向をチェックできます。
アメリカでは毎月、米労働省労働統計局(BLS)が発表しています。
✅ CPIとの違いは?
指標 | 見ている価格 | 影響を受けるのは? |
---|---|---|
CPI(消費者物価指数) | 私たち消費者が払う価格 | 一般家庭(家計) |
PPI(生産者物価指数) | 企業が売る価格(卸売) | 企業間取引 |
PPIは、CPIよりも先に変化が現れることが多く、「インフレの先行指標」として使われることがあります。
✅ PPIが仮想通貨市場に与える影響とは?
PPIの数値が上がると、「インフレが加速している」と受け取られ、
市場では「利上げが来るかも…」と警戒されます。
この利上げ観測によって、リスク資産(株式や仮想通貨など)が売られる要因になることがあります。
逆に、PPIの数値が下がれば「利下げ期待」が高まり、仮想通貨市場にとってはプラス材料になります。
✅ トレードに活かすポイントは?
- 発表直後はボラティリティ(値動き)が大きくなりやすいため注意が必要です。
- 予想と実際の数値の「乖離」が大きいと相場が大きく反応します。
- PPIはCPIより1日前に出ることが多く、先に相場が反応するケースもあります。
✅ ポンコツトレーダー的まとめ
- PPIは「企業側のインフレ状況」を見る指標
- CPIよりも早く市場に影響を与えることがある
- 仮想通貨トレーダーにとっても、無視できないマクロ指標のひとつです
「なんかよくわからんけど毎月チェックされてる指標やな…」って思っていた方、
これを機に、PPIも分析ルーティンに加えてみてくださいね。